19年の拘束から釈放されたハダ氏より、新しいメッセージ動画 | 一般社団法人 南モンゴル自由民主運動基金 Webサイト

19年の拘束から釈放されたハダ氏より、新しいメッセージ動画


12月9日、19年の拘束から釈放されたハダ氏。

それから約10日が過ぎ、新しいメッセージ動画が届いた。

 

ハダ氏の話

「これからの陳情、起訴するに関するわたくしの考え」

1、15年間の懲役が終了した後、続けて私を4年間不法監禁したこと。そしてこの間、罪を認め思想を捨てさせようと強制したこと。彼らの言うとおりにさせ、協力させようとするため、妻と子供を中傷し、危害を加え、さらには無実にも拘わらず罪を与えたこと。こうした点がわたくしの今回の陳情・起訴の重点です。これは内モンゴル自治区公安庁国保大隊および、内モンゴル自治区政法委員が直接関係して行われた不法な陰謀であります。私は両者を起訴します。

2、私の妻の経営していた書店(が罪に問われた事件)の問題について。内モンゴルの一部の行政機関は彼女を中傷し危害を加えた後、書店を続けて経営することは許可せず、息子が受け継いで経営することも許可しませんでした。これは明らかに違法な行為であります。当局は、私の一家を威嚇し、そして危害を加え続けました。書店の経営問題と本の処分について、(当局は)幾度となく約束を破り、妨害して、故意に圧迫し苦しめました。(言うことを聞けば)家族を存続させるという条件を匂わせながら、いたるところで困らせ、凶暴な振る舞いをしました。さらには、息子のアルバイトする権利まで奪い続け、迫害をしました。

3、(当局は)私を釈放する前、何回も「陳情・起訴することはできる」と言っていましたが、妻と子供に「国内においてだけ陳情・起訴は許す、海外でやってはいけない」と言いました。これと同時に、私の代理の弁護士が海外に行くことを禁じました。また、私が釈放された後でも、私の言動を制限し、マスコミのインタビューを受けたことについて警告し、私の暮らしに迫害を与えました。生活の補助をしないどころか、妻の銀行口座を凍結し、息子が外出してアルバイトすることを改めて禁じました。(先日)インタビューを受けましたが、昨日安全局が弟を呼び「お前の兄を説得して、その思想を捨てさせろ! 彼が何を言っているかを聞き、(ハダが)我々と協力するようにしろ」と脅かしました。協力をしないから、我が家の生活に必要なものも買ってくれないということなのでしょう(*)。牢屋から出てくる前、私に(当局は)「刑務所という狭い牢屋から、社会という広い牢屋に入るだけだぞ」ということをよく言っていました。この十日間の実態を見ても本当に彼らが言ったとおりでした。しかし、こうした状況が逆に、「わが家族三人の存続する権利を、陳情・起訴することによって勝ち取るしかない」という思いを燃え上がらせることになりました。

 

ハダ

2014年12月19日

 

(*)この部分は明言していると言うよりは、ほのめかすようなしゃべり方をしているようである。