南モンゴルのドゥルベド(Durbed)旗の一部の牧畜民は、中国の解放軍が不法に牧草地を収用したことに反対し、北京に陳情するため、今日(2015/01/11)地元から出発した。(Wechatからの情報)
内モンゴル自治区草原庁は、南モンゴル・ドゥルベド旗とソニド右旗の3000あまりのモンゴル人牧畜民の牧草地を無断で北京軍区に提供した。
実のところ、地元政府は牧畜民達と契約を交わしていた(1998-2027年まで)。すなわち、1998-2027年までは使用権は牧畜民達にあるということだ。しかし、内モンゴル自治区草原庁側と北京軍区側は牧畜民達の意見を全く受け入れず、軍区の名で牧草民を圧迫し、1亩につき200元の補助金を出し、土地を占有してしまった。
地元の牧畜民によれば、彼ら・彼女らは2012-2015年の間ずっと、地元政府をはじめ内モンゴル自治区政府、さらには北京まで行き、中国国防部総政治部・中国民政部・北京軍区に計7回も陳情している。
2015年早々、牧畜民達は改めてこの不公平な事件に対するため北京へ向かった。習近平国家主席が“依法治国”と堂々宣言する中、このように権力を使って民衆を苦しめるやり方は早く改善されてほしいと地元の人は話している。
この勇気ある出発に対し、世界中のモンゴル人からモンゴル語や中国語での支持メッセージが多数寄せられている。